
永遠の子供に人気の漫画スター「アンパンマン」の生みの親、やなせたかしさん。今年90歳、画業60年を迎えます。
新刊『足みじかおじさんの旅』(新日本出版社)は、大人のメルヘン。足長おじさんほど有名でも、カッコよくも勇ましくもない。でも、人の心の叫びを聞きつけて助けに現れる。
そう、アンパンマンです。真っ赤な飛行服に茶色のマントをひるがえし、空を飛ぶ。お腹がすいて死にそうな人に、自分の顔をちぎって食べさせる。「正義の味方だが弱いんだ。チョット顔が濡れただけで『力が出ない』と助けを求める。それでも勇気を出して戦うから、みんなのヒーロー」。絵本「アンパンマン」シリーズは、5500万部発売されています。
アンパンマンは、作者の戦争(軍隊)体験から生まれています。「軍隊の訓練は厳しかった。殴る、蹴るの理不尽な制裁も有った。でも、飢えが一番つらい」と。戦後、マンガやテレビで続々とヒーローが出て、皆強くてカッコいい。でも、何か?が違う。正義の味方なら、まず餓死寸前の子ども達を救うヒーローではないか?」と、この考え方がアンパンマンん誕生させました。
敗戦から64年、やなせさんは現在「百年後の8月15日」に取組んでいます。「100年後?、最大の環境破壊は、戦争。地球温暖化も大問題。もう国と国が争っている場合じゃないよ。地球が危ない。人類が生き残れるかどうかだ!!」と力強く語っていました。
◎「やなせたかし」さん◎
1919年東京生まれ、高知県育ち。漫画家、詩人、作詞家。代表作「アンパンマン」が1768体で「最もキャラクターの多いアニメシリーズ」として、ギネス世界記録に認定。現在、日本漫画家協会理事長。